ウガンダ旅行のおすすめフード

4コマ漫画

現地からの体験談

■ごあいさつ

はじめまして、こんにちは!私は世界30カ国以上を旅した薬剤師の岡本です。

今回は、グラムスキー薬局さんのブログで旅行記をお届けする機会をいただき、大変嬉しく思っています。このブログでは楽しい旅行エピソードと、瀧藤先生の渡航医学Tipsを共有していきます!

 

さて、今回は私が最も長期間滞在したウガンダの魅力についてお話ししようと思います。ウガンダは東アフリカに位置し、赤道が通る国です。その国土は日本の本州とほぼ同じくらいの大きさで、赤道直下にあるにもかかわらず、標高が高く、過ごしやすい気候が特徴です。

ウガンダは美しい湖が多く、自然が豊かな土地で、その美しさから「アフリカの真珠」と称されています。また、野生のゴリラを見ることができる数少ない国の一つであり、サイの保護にも力を入れています。

 

■おすすめローカルフード

旅行の楽しみの一つは、現地の美味しい料理を楽しむことですよね!

ウガンダでおすすめのローカルフードとして、ポークジョイントをご紹介します。

その名の通り、骨付き豚肉を炭火で焼いた料理です。

トマトと組み合わせたり、カレー風味に仕上げたり、各店舗によってバリエーションがありますが、豚肉のバーベキューは絶品です。マトケ(甘くないグリーンバナナ)を添えるのがおすすめです。ウガンダでは通常、マトケは蒸してマッシュした形で食べられますが、私はポークジョイントと一緒に焼いたものが好みです。

 

なお、ウガンダではイスラム教徒が約30%を占めており、豚肉は町のはずれや隠れたお店で提供されています。地元に詳しい人にお店を聞いて訪れることをおすすめします。

 

■ローカルビール

ウガンダでは豊かな水資源を活かして、さまざまな種類のビールが醸造されています。中でも「NILE(ナイル)」と「Club(クラブ)」がよく飲まれています。

ナイル川の源流がウガンダにあることから名付けられた「NILE」と、国の象徴であるウガンダコープがかわいらしい「Club」。どちらもぜひ試してみてください。

 

■虫よけについて

ウガンダでポークジョイントやビールを楽しむ際には、屋外の席で星空を眺めながら食事するのが最高です。ただし、夜になると温かい食事を求める蚊たちがやってきます。ウガンダはマラリアが流行しており、マラリアを媒介するハマダラカが存在します。マラリア予防の薬を服用していても、しっかりと虫よけ対策をすることが非常に重要です。虫よけスプレー、蚊取り線香など、複数の方法を検討して、安全に楽しい時間を過ごしましょう。

 

渡航医学Tips

 ■ディートとイカリジンについて

蚊などの吸血害虫は人間や動物が発する炭酸ガス、温度、湿度、匂いなどを認識して、吸血源を感知します、ディートやイカリジンは吸血害虫の感知能力を攪乱し、吸血行動を阻止する効果があります。

 DEETかイカリジンの違いは、下記のようになります。

 

忌避剤

有効成分含量

効力持続時間

注意事項

特徴

対象害虫

ディート

510%

12時間

6カ月未満は使用禁止

・独特の匂い

・べたつき感

・プラスチック

・化学繊維・皮革を腐食することもある

蚊、ブユ(ブヨ)、アブ、マダニ、イエダニ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ツツガムシ、ノミ、サシバエ、

12 %

3時間

30%

58時間

12歳未満は使用禁止

イカリジン

5%

6時間

 

 

蚊、ブユ(ブヨ)、アブ、マダニ、イエダニ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ヤマビル ※

15%

68時間

 

 

※メーカーによって若干違いあり

 

濃度が高くなると効力持続時間が長くなります。また、実際の現場では汗をかくなどすると効力持続時間は短くなるので基本的にはディートならば30%、イカリジンならば15%の製品を選択しましょう。

実際にディートとイカリジンのどちらかを選ぶかについてですが、年齢、対象害虫でまずは考えます。

■年齢

 ディート30%製剤は日本では12歳未満は禁止されています。12歳未満ならイカリジン15%ですね。

■対象害虫

 ディートの方がツツガムシ、ノミ、サシバエが対象害虫に入っています。以前はイカリジンの方が対象害虫が少ないと製品には記載されていたのですが、いつの間にかイエダニ、トコジラミ、ヤマビルが記載されています。どうやら後からテストをしたら効果があったので追加されているようです。メーカーによってはまだイカリジンの対象害虫が蚊、ブユ(ブヨ)、アブ、マダニになっているのですが、理論上は効果があるはずです。このように実はツツガムシ、ノミ、サシバエについてもテストしていないだけの可能性もありそうですが、基本的にはディートが可能であればディートを選んでいた方が無難です。現地で蚊の対策だけを考えればイカリジンで全く問題がないのですが、ウガンダは蚊以外の虫に刺されることで感染する病気もあります。

病気

アフリカ睡眠症(アフリカトリパノソーマ症)

ツェツェバエ

アフリカダニ

ダニ

チクングニア熱

クリミア・コンゴ出血熱

ダニ

デング熱

ジカ熱

リーシュマニア症

サシチョウバエ

これらも踏まえて12歳未満でなければ基本的にはディートを選択して頂いた方が無難ですね。

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